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まるで大河ドラマ
これまた少女漫画の名作。
連載中は知らなかったのだが、後々本屋で面白そうな作品を探していたときたまたま目に入って買ってみたのがこの漫画にはまったきっかけ。少女漫画にしては戦記物である、異色である。
もちろん、ラブストーリーもあるが、単なる好いた惚れただけの関係ではない。
ストーリーは未来の仮想世界の話。
暴君の圧制に苦しむ民衆を代表し、立ち上がった革命家がいた。
主人公はその妹だが、兄は暴君の息子に殺され、
その代役になり、男として数々の戦いに挑んでいく。
というのが大まかな流れ。
画は質が高く、少女漫画のなかでも写実的な部類にはいる。
主人公の少女はヒロインらしい外見で、かわいらしい女の子といった感じだが、戦いのために刀を振り回したり民衆を扇動したりと、どちらかというとジャンヌダルクのように描かれている。
多少エグい話もあるので、純粋な少女漫画としては少々度を越えているところは否めない。
だが、それが更に少女漫画というカテゴリーを越えることができた(良い意味での)要因になっている。
また、話の節々に、中国史や日本の戦国時代に出てくる逸話を参考にしたと思われる箇所が見られ、作者が史記、項羽と劉邦、三国志、源平、等の歴史に影響されているのがわかる。
少女漫画の作者では本当に珍しい。
本編終了後、“外伝”として多くの短編がある(コミック約1冊分)短編では、特定のキャラクターの過去や本編終了後の続編を描き、これがそれぞれおもしろい。
まるで、最初からこの外伝を書く予定だったのでは?という計画性さえ匂わせている。
その外伝ですら、最後はまるで、手塚治虫の 『火の鳥』 を髣髴とさせる様な話だ。
話の設定がかなり壮大なので、一気に読むと長編映画を見たような気分になる。
是非おすすめしたい漫画である。