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まだ珍しかった二重人格
一昔前の人ならば、ドラマで見たことがあると思う。
大映ドラマで、杉浦幸のヘタクソな演技と、有り得ないような変身&設定でズタボロのドラマだった。
原作は意外と短い話なのに、ドラマでは20話近くあった。
話はだいぶ付け足されていたが、基本路線は変えてなかった。それが唯一の救い。
ドラマはどうしても80年代当時の色が出てしまい、今見るとかなり古臭い(&恥ずかしい・・・)
だが、漫画の方はそこまで年代を感じない。
暴走族やディスコなんかが出てくるので、ジェネレーションギャップを感じることは多々あるが、画が古くない。
かなり丁寧で綺麗な画だ。質が高い。
ものすごく厳格な祖母に育てられた主人公は、毎日厳しく躾けられ、門限はもちろん、男女交際など以ての外であった。ある日、もう一人の自分が現れ、知らない間に夜な夜な塾をサボったり、部屋を抜け出したりして町に繰り出すようになった。大人しい時の自分とは正反対の性格で目立つ顔立ちや怖いもの知らずな態度に周りの若者たちからも注目を集める。 やがて、もう一人の自分のしたことの “ツケ” が昼間の自分にも降りかかってくるようになる。そして、昼間の自分はもう一人の自分と決着をつけようと決心する。
今ではそうでもないが、当時、二重人格を扱った漫画は珍しかったと思う。かなり斬新だった。
そういう意味でドラマは話題を呼んだのだと思う。
ラストは “想像にお任せ” で終わる。
この手の終わらせ方は納得がいかない読者が多いと思うが、この漫画に関してはこれでよかったのかもしれない。 私としてもはっきりさせたいとは思うが・・・。
本編の他に読みきりが二話。
そのうちの一つが、主人公の厳格な祖母の若かりし頃(明治)の話である。
サブタイトルが -原説-(オリジナル) である。
二重人格になったそもそもの原因を示唆しているのであろうか。
読みきりでありながら、本編の続きのような感じもする。
特に女性にお勧め。